赤岳山頂でのブロッケン

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久々の南八ヶ岳縦走〜赤岳
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今年も、本沢で開山祭前夜祭に参加
日 程
  2016年6月4日(土)〜6月6日(月)
メンバー
  4名
行 程
  • 4日(土)自宅6:30=諏訪IC=10:00桜平P−10:30夏沢鉱泉−11:30オーレン小屋12:00−12:25夏沢峠・山びこ荘13:00−露天風呂−13:40本沢温泉(泊)

  • 5日(日)7:15−8:15夏沢峠8:30−9:30硫黄岳−10:55横岳−13:20赤岳展望荘−14:05赤岳頂上小屋(泊)

  • 6日(月)6:10−頂上6:30−7:20中岳−8:10阿弥陀岳−分岐9:00−9:50行者小屋−12:40美濃戸−美濃戸口=14:00(タクシー)=14:40桜平14:52=16:00諏訪湖SA16:43=(帰路)

山びこ荘にはリスが遊びに来ていた

日本最高所の露天風呂で汗を流す

本澤温泉の前夜祭、木遣り歌が響く
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 4日(土)今年も木遣り歌と樽酒で、前夜祭を大いに楽しむ
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今年も、八ヶ岳開山祭の前夜祭に参加することとした。
いつもの気の置けないメンバーに、また会えるのか楽しみだ。
直前に、東北や北海道の山行をよく一緒に行っていた横浜のHさんから、6人で参加すると連絡があった。
何年振りかの再会だ。こちらも非常に楽しみだ。

<ひたすら走って、桜平到着>
予想以上に駐車の数が多い。
横浜のHさん一行にもここで会う。停められないので少し下へ駐車したらしい。
多少早く出てきたつもりだが、これほどまでとは思わなかった。

上のほうまで行って、何とかわずかなスペースを見つけて、どうにか停めることが出来た。
この登山口は、年々車の数が増えてきている。
支度を整えてゲートを出発。Hさん一行は、すでに出発しているようだ。

<夏沢鉱泉〜オーレン小屋>
オーレン小屋で、Hさんに追いついた。
Hさん達は、これから根石岳〜天狗岳へとまわるそうだ。
我々はここで昼食。ここも結構登山者が多い。


標識の前で本澤の若大将と写真

夏沢峠で横浜のTさんと

硫黄岳の登りの途中でHさんとも遭遇
<山びこ荘>
昼食後、夏沢峠の山びこ荘へ向かう。
小屋番から温かい、もてなしを受けた。
山びこ荘は、モモンガのいるランプの小屋で、落ち着いていて気持ち良い小屋だ。
今日は本沢までなので、たっぷり時間はある。ここでゴロゴロしていたい。
とは言ってもあまり長居も出来ないので、小屋番にお礼を言って早々に本沢へ向かう。

<露天風呂>
途中、時間があるので露天風呂に立ち寄る。
ゆっくりしたかったが、中学生くらいの子供を連れた3人家族が来たので、早々に露天風呂を譲って出ることとした。
仲の良さそうな家族だ。日帰りとのこと。すでに水着を着込んでいて準備万端だ。

<本沢>
いつものように外のベンチで宴会。それにしても結構登山者が多い。結構なことだ。
前夜祭は食堂で、いつもの木遣り歌と樽酒で始まった。
今年も団体が入っているとかで、立錐の余地もないくらいの大勢で、にぎやかだ。
オカリナ、ハーモニカの演奏、みんなで山の歌の合唱などがあって、楽しいひと時を過ごすことができた。

<談話室>
前夜祭が終わってからも、談話室での宴会はまだまだ続く。
薪ストーブを囲んでの語らいは、尽きることがない。


硫黄岳は厚いガスに覆われていた

横岳まで来ると少しガスが薄くなってきた

ひたすら赤岳目指して登る
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 5日(日)10数年ぶりの赤岳、高山植物が出迎えてくれた
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夜中もずっと雨が降っていた。5時半ごろ起きだしたが、まだ降っている。
天気が悪ければ無理することはない。すぐに方向転換するのは「引き返す勇気」として、探足会のモットーである。
赤岳まで行くのは止めて、夏沢峠の山びこ荘へ泊るか、それともすぐに降りて温泉か、と考えていたら空が明るくなってきた。

<しぶしぶ出発>
スマホで天気予報を見ると、7時くらいから雨は上がり、昼過ぎから晴れと出ている。
朝食が終わるころ予報通りに、雨は上がってきた。
それでは仕方ない。予定通り赤岳まで行くこととするかと、重い腰を上げる。
しかし、この雨は赤岳では雪になっていて、開山祭は行者小屋に移してやるそうだ。

<夏沢峠を登る>
ここで横浜のTさんと、ばったり遭遇。
彼は毎年、硫黄岳山荘で前夜祭を楽しんでいる。
三重県の、大台ケ原の粟谷小屋でも一緒した仲だ。
お互い写真を撮るなどして、しばし再開を喜ぶ。

<硫黄岳〜横岳>
雨は完全に上がったが、一面ガスでほとんど展望はない。
5歳の子供にヘルメットとハーネスを付けて、ロープで確保しながら登っている家族がいた。
しばし話をしたが、頼もしい限りだ。ぜひやり遂げて欲しい


やったー登ったー

ご来光はいつ見ても神々しい

南アルプス方面
<高山植物>
希少種の九十九草を始め、長之助草、黄花シャクナゲ、お山のエンドウ、岩弁慶などたくさんの花々が出迎えてくれる。
去年も来たが、この辺りは高山植物の宝庫だ。
ガスも徐々に晴れてきて、赤岳、阿弥陀岳、天狗岳、蓼科山などが見えてきた。
鎖場やハシゴの多い、スリルのある尾根を花の写真を撮りながら、ゆっくり赤岳を目指す。
下のほうに、行者小屋が見えてきた。開山祭で人が大勢集まっているのも見える。

<赤岳到着>
しばらくするとガスが晴れてきたので、頂上で写真を写すこととした。
外へ出ると、ブロッケンが出ている。それもかなり鮮明で、割合と長い時間出ている。
さらに南アルプスや、北アルプスなどの写真も盛んに撮る。
しかし夕方になると雲が出てきて、残念ながら夕焼けの写真はあまり撮れなかった。

小屋で、本沢の常連のMさんに会った。
Mさんは宿泊者が多い時期に、よく手伝いに登ってきているんだそうだ。

<ハーモニカ演奏>
前日は開山祭前夜祭と言うことで、100名以上の宿泊者がいたようだが、今日は20名程度の和気あいあいとした状態だ。
夕食後、小屋の支配人自らが、ハーモニカの演奏を披露してくれた。
ハーモニカに合わせて、みんなで山の歌を歌った。
八ヶ岳の最高峰、赤岳のテッペンでの大変楽しい、思い出深い夜となった。

<山談義>
そのあとも、Mさんに誘われて、東京から来た4名パーティと頂いた赤ワインを飲みながら歓談。
東京のメンバーは、今日昼過ぎ実施された行事について熱烈に語っていた。
千日回峰を達成した偉い行者が、山頂で祈祷する行事が行われたんだとか。

富士山を背景に

富士山はいつ見てもきれいだ

北アルプス方面
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 6日(月)ご来光と、展望を楽しむ
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4時、寝過ごしそうになって、慌てて寝床を飛び出す。
今日は久しぶりに、ご来光を見るんだった。
今日は天気が良い。梅雨入りした関係か若干雲が多いが、申し分ない天気だ。

<ご来光>
やがて東の空から太陽が顔を出す。何度見ても良いものだ。
南アルプス、北アルプス、中央アルプス、御岳山、乗鞍岳、なども輝いてきた。
富士山も間近に、綺麗な姿を見せている。

<下山の日>
今日は、阿弥陀岳まで行って降りることとする。
せっかく登ったのに帰りたくない気持ちは一杯だが、仕方ない。
朝食後、もう一度頂上での写真を撮って、急な鎖場を下る。
中途半端な中岳を、登り返してまた下る。


第三の高峰、阿弥陀岳で

乗鞍、御岳方面

行者小屋目指して、急斜面を降りる
<阿弥陀岳>
分岐に荷物をデポして、阿弥陀岳を登る。
山頂には、相当年季の入った地蔵さんが祭ってあった。
阿弥陀岳は横岳に次いで、八ヶ岳第3の高峰だけあって展望は良い。

分岐まで戻り、行者小屋へ降りる。
行者小屋からは、ひたすら林道を下って、美濃戸を目指す。

<ホテイ蘭>
この辺りも、花が多い。
特に美濃戸手前の、ホテイ蘭は必見だ。
一部は囲って保護してあるが、あちこちに自生してるものも多い。
ここでも、盛んに写真を撮る。

<美濃戸〜美濃戸口、そして帰路へ>
美濃戸から、美濃戸口へ向かう。
電話で、タクシーを美濃戸口へ回してもらうよう頼んだ。
八ヶ岳は、比較的携帯電話が繋がりやすいので助かる。

美濃戸口から、すぐにタクシーで桜平の車を回収。
いつものとおり縄文の湯で風呂に入ろうと向かうが、月曜日で休みだった。
しかたないので、諏訪湖SAの風呂で汗を流し、さっぱりして帰路に向かう。

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 出会った主な高山植物
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ミツバオーレン

オヤマノエンドウ

コバノツガザクラ

キバナシャクナゲ

ハクサンイチゲ

チョウノスケソウ

ミヤマキンバイ

ウルップソウ

イワヒゲ

ツクモグサ

イワベンケイ

ダイモンジソウ

キバナノコマノツメ

シロバナヘビイチゴ

ヤマネコノメソウ

コイワカガミ

ミヤマカタバミ

チョウノスケソウ

ホテイラン
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